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嘘は弱点を作る

「嘘をつかない」についてですが、なにか都合が悪いときに、とっさに嘘をついてしまうのはよくあることです。「嘘も方便」という便利な言葉があるように、いちがいに嘘はだめだといいきれないのが、むずかしいところです。わたしがいま本職にしているのは小説を書くことですが、小説というのは虚構、つまり嘘の世界です。いかにおもしろい嘘をつくかで評価が決まる、珍しい商売です。しかし小説のなかはともかく、取引先である編集者に嘘はつけません。まったくないとはいいませんが、せいぜい締切を延ばしてもらう口実程度です。いくらうまいことをいっても、仕事がお粗末なら意味をなしません。(詳細→ http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/)売れる売れないはべつにして、作品は嘘をいわないからです。おなじように、企業が生みだす商品やサービスも嘘をつきません。消費者がいいと判断したものはいいし、悪いと判断したものは悪いのです。