久しぶりに再会した時の彼女の装いは、シンプルなフランネルのパンツに、カシミアのセーター。どちらも美しいグレーで、それにグローブと同じ色の明るい茶のローファーを履き、鮮やかな紅色の綿のハーフコートを着ていた。日本人でも、イギリス貴族のように風格のあるシンプル・スタイルを持っている人がいるのだと嬉しい気持ちになったものだ。二番目はスキーの時。アフタースキーのシャツの襟元に、プリーツを細かく畳んだ「スネーク」タイプのスカーフをアスコットのようにして結び、中の一色を取った若草色やパウダーブルーなどのきれいな明るい色のセーターを着る。ボトムはシンプルな細いストレッチ・パンツに足首までのブーツ。眉をくっきり弓形に描いて、唇にはゴールドのグロスを塗る。三番目はスポーツクラブヘ行く時に。低い位置でポニーテールにした髪に結ぶというのはどうだろう。