私は幸いなことに卒業間際にあるおじさんに出会いました。それは当時大学に新設された心臓外科の教授でした。なんと四〇歳で教授になったのです。すばらしく頭の切れる、大秀才でした。彼のようになりたい!と漠然と思ったものです。そして当時彼はどんな難手術にでも挑んでいく勇敢さをもった闘将でもありました。私は卒業して彼の医局で最下層の身分になることを厭いませんでした。しかしあまりにもつらいばかばかしい仕事ばかり
新設された心臓外科の教授... の続きを読む
現実的なことを考えると、私たちはインターネットを使っているときには自分のパソコンが他の人にのぞかれないようにセキュリティをかけた状態でネットとつながっています。これがファイアウォールの働きでして、基本的に安全を確保しつつネットにアクセスし、必要な情報を得たりしているということがあるのです。これは、普段はバックグラウンドで働くシステムなので、異常がない限りは表には出てこないということがあるのです。た
現実にファイアウォールを使っているとき... の続きを読む
マスメディア化したカラオケは、CDの売上げチャートに影響を及ぼすようになっていった。その黎明期として、九一年を取り上げよう。この年、売上げが百万枚を超えるシングルが七枚も出たのである。それまでの最高は七三年の四枚だった。七枚の顔ぶれはこうだ。一位一「ラブストーリーは突然に」小田和正(二五四・二万枚)/二位「SAY YES」CHAGE&ASKA(二五〇・四万枚)/三位「愛は勝つ」KAN(二八六・三万
ヒットチャートに影響するようになった黎明期... の続きを読む
僕はいつも小さな箱のなかにいる。そこにいることがどこよりも心地よくなったのはいつのことだったろう?大きなリクライニングーシートとテレビと電話とティッシューボックスだけの小さな部屋。テレビはたいていワイドショーやニュースが映っている。電話なんて最初から取るつもりはない。ただなり響く電話のベルの音を聞くだけ。そもそもこんな裏寂れたテレホンークラブの電話なんて滅多に鳴らない。けれどそれはたまに驚かすよう
四番目の光... の続きを読む
ドライに聞こえるかもしれませんが、お仕事上、できるだけのことをするということにすぎません。もちろん、死んでほしくないとは思っているのですが、現実はそうでしょう。同じ「自殺しないように」と言っても、家族と職業上関わっている人とでは、思いの質は全然違うのです。その区別がつかないというところにも、境界性人格障害の病理が表れているのですが、私としてはこういうところは、わざと突き放し、その程度の脅しではびく
淡々と救急外来に紹介... の続きを読む